海外店舗の追加は住所入力だけでは終わらない。同じゲームも国によって名称が違い、メーカーやバージョン分類も合わせる必要がある。2025年後半の海外展開で、この違いが共通の検索とフィルターに影響し始めた。公式ページの名前をそのまま写すと、同じ製品を別々に扱いかねないためだ。
初期情報をすべて手入力せず、メーカーと筐体の公式サイトを読むPython収集プログラムを作った。必要な項目を抽出し、サービスの形式にそろえてバックエンドへ入れる。異なる資料を共通形式へ合わせる処理を正規化という。公式情報の収集と、同じ製品を識別する方法を一緒に準備した。
メーカー、シリーズ、バージョンは一店舗だけの情報ではない。複数店舗が使う参照データである。画面の条件分岐に埋め込むと名称修正でコードも変わるため、別の取り込み段階でgame_manufacturer、game_series、game_series_versionへ結び付けた。
国別名称と、世界共通または地域限定の表示範囲もこの段階で保存する。例えば現地名が違っても同じ製品なら関係を維持し、国に合う表示名を選ぶ。画面が元ページを再解釈したり、名称差だけでシリーズを重複作成したりしないためだ。
収集プログラムは必要項目を選び、製品とバージョンの構造へ合わせる。原文を残せば出典の表現は保持できるが、サービスの項目と関係が完成するわけではない。名称やバージョンの対応先を決める正規化が必要になる。
同じ資料を再投入しても重複しないよう、取り込みは冪等にする。冪等とは同じ入力を繰り返しても同じ結果になる性質だ。資料準備を取得ロジックとは独立して実行できるが、繰り返しが安定しても原資料の正しさまでは保証しない。
海外筐体とバージョンの初期資料を手入力だけに頼らず用意できた。国別表示と参照関係で設置ゲームを結び、当時の東南アジア約300〜400店舗の初期資料を準備する基盤にもなった。この数値はその時点の初期収集範囲である。
公式サイトにバージョンがあっても、どの店舗に設置されているかまでは分からない。実際の設置と営業状態は現地資料で確認する必要がある。収集プログラムは製品参照の出発点を作り、利用者が後から現況を確認して直す資料として提供する。
参考:エンジニアリング記録。